【苦しんでいる君へ】なぜ20代後半に人生を見失うの人が多いのか

日記

多くの人が人生の意味を見失う年。それは二十代後半です。

二十代も終わりに近づいている頃、私は人生を見失っていました。
もう何ヶ月も何もやる気が起きず、焦りからか、ふとした時に涙があふれ出す。
何度となく布団の中で思いっきり叫び、苦しい気持ちにもがいていた時期があります。

私の経験からですが、そのように辛いくもがいた時期を過ごした人は少なくなく、多くの人が苦しみながら人生を歩んでいるのです。

まさか、活発だと言われて育った自分があのように落ち込むとは思いもしませんでしたし、人生終わらせた方が楽ではないかと頭をよぎったこともあります。

うつ状態になりかけ、将来が見えなくなったことが今では人生の糧になってると前向きに捉えられるようになりました。

このように悩む人はこれからもたくさん出てくると思いますし、

現在、とても辛くてたまらない人がたくさんいると思います。

その辛さは他人には計り知れないものだと思いますが、私も同じようにそういう時期があり、多くのみんなも辛い時期があったということを知るだけでも少しは支えになるかと思い、この記事を書こうと思いました。

少し長いですが最後まで読んでいただけると嬉しいです。

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二十代後半は人生を見失う年代です

20代後半はは、成人してから5年を超えたくらいで人生3分の1ほどが過ぎたころです。

周りからは大人として扱われ始めている頃です。

20代前半の頃とは違い、少し大人の気持ちに変わってきた頃です。周りからの接しられ方の変化にも子供の頃との違いが出るようになりました。

けれど、いつの間にか20代も終わりに近づきつつあるなか、周りの同世代の人と比べると、自分だけが子供のままで、時間だけが過ぎていっているような感覚になり、今いる自分の場所と、昔描いていた未来の自分が、こんなにも違う現実の世界に対して気持ちが焦り出します。

私たちが子供だったころは、すでに少子高齢化社会が問題視されており、社会から子供は大切にされ、学校では先生よりも生徒の方が強く、悪いことをしても一切手を出されることのない、ある意味無敵な環境の中で育ってきました。

そんな環境の中で自由に遊んできた学生生活からいきなり大人の社会に放り出されたわけです。
放り出された大人の世界では、本当に弱肉強食のような社会があることが判りました。

環境に馴染めない人は煙たがられ、前にどんどん行こうとする人も煙たがられ、まるで自分を出さずに生きなければならないような堅苦しい世界に見えました。

それでも生きていくためには働かなければならず、1日のほとんどが仕事に費やされる。
朝から晩まで働く。 これが何十年も終わらなく続きます。

「忙しいのは良いこと」 この言葉はどこからでも聞こえてきますが、そんなに働くこと、忙しいことは良いことか? それは未だにわかりません。

そんな毎日が何十年も続くと考えるだけで相当なストレスを感じる人がほとんどでしょう。
なんとも新米社会人だった私には重すぎました。

それでも必死について行こうと頑張っている中で、日に日に心の底から何かもやもやとしたものが大きくなっていったのです。

毎日変わることのないルーチンした生活、崩せない周りとの協調、自由が無い社会に対する不満、自分の不甲斐なさ、将来への不安、人生の意味や目的とは何なのか、心の中に抱えていた全ての不満が、ちょうど二十代の後半のころに、ドンドンと心の底から現れ始めたのを覚えています。

多くの同じ世代の人が同じような感じに陥っているはずです。

私は25歳の頃が一番のピークでした。

責任感が強かったり、部活で部長だったり、優秀と言われている人ほど、この大きすぎるギャップに耐えられずに、爆発してしまい、うつ病にかかりやすいということが判っています。

今振り返ってみると、私もうつ状態だったと思っています。

今はそのような症状はなくなり、毎日が辛いとは考えなくなったのですが、25歳だったころからまだ10年ほどしか経っていないし、今後その可能性が無いとは言いきれません。

今も何も特別なものなど持っていない、毎日稼ぐ事に追われているただの35歳です。

当時、仕事をしていない、いわいるニートと呼ばれる25歳だった私は、本当に毎日が流れるように過ぎていきました。

一日の流れの速さは想像以上に早く、一週間、一ヶ月なんてすぐに過ぎてしまいます。

毎日何をしなくても、同じような毎日の繰り返し。

外に出れば、スーツを来たサラリーマン。 おしゃれな格好したカップル。
年取ったおばあちゃん。 怖そうな人。
シワシワで汚なそうな服を来たおじさん。

あの人も僕のように苦労しているのかな。 私よりも人生楽しいだろうな。 とか。
あの人も苦労してそうだなとか。 無意識に自分と同じような人を探してしまう。仲間を探しているような感じです。それも含めて本当に自分が嫌いでした。

毎日のように不安に駆られ、夜と昼が逆になり、すれ違う人がほとんど私よりも幸せに見えました。

 

同じように悩んでいる仲間は数え切れないほどいる

 

環境は違えど、ほとんどの人は私たちと同じように、しかも同じくらいの時期に、人生に対して疑問を持ち、葛藤をしています。

悩んでいるのは、みんな同じだということです。

哲学のような話ですが、みんな同じように生きてきて、死んでいく。
その過程でいろいろな経験を積み、人生を全うしていくのですが、結果としては、全ての人に「死」が待っているわけです。
同じ結果が待ち構えているのに、なぜみんな頑張るのか。
なぜいつか死んでしまうのに、ルールの中で縛られなければならないのか。

決して、あなただけではなく、同じようにみんな悩みながら生きているのです。

焦らないで。 人生の休み時間は意外と長い

こうして振り返ってみるとそんな時期から10年が経ちました。あんな辛い日々を過ごしていても時間は過ぎていくのです。

とてつもなく大きな10年だったと思いますが、
私自身の根本的な性格や考え方は、当時のあの頃とは一切替わっていないと思います。

何が解決させたのかは、未だにはっきりとはわかりません。

あの頃味わった絶望と言えるくらいの辛い気持ちすら、思い出となって忘れていっているのです。時々、当時の事を考えて、あの時、何が出来たか、何をすればよかったのかということを考える時があります。

あの時、こうしておけばよかった。 もっと頑張ればよかった。とか。
資格を取れば良いのではないかとか、もっと出会いを作るべきだとか。

それは多少なりとも後悔しています。

結局は何もせずに時間が経ち、あれから10年経ちましたが
去年のことを考えても同じような気持ちになってしまうのです。

当時から何も変わっていないんです。

でも、もし当時の辛い時期を過ごしていた自分に対して、何か声をかけてあげれるのであれば、私はこのように言います。

・焦る必要は全くない
・意外と人生は休み時間が多い

この2つを、泣きじゃくる自分に対して理解できるまで伝えてあげたいです。

周りの出世話や、友人の結婚とかに焦ったり。
何もしない時間や、何も成果が出せない時間が続くのに不安になったり。
そういった気持ちは一切無視を決め、あなた自身のタイミングが来た時にしっかりと動ければ、人生寄り道をしたって、時間を溝に捨てたって何の問題もありません。

20代半ばは大切な時期というのは間違いありませんが、それは30代も一緒です。
辛いときは泣きまくっても成長しているのです。

また、人は過去を振り返りながら生きているものだと思います。それは変えられないように人間のプログラムの中に出来てしまっていると思います。
みんなは違うというかもしれませんが、私の人生で悩みがなくなることはないでしょう。
ある意味、「解決させられない悩み」は、諦めるということでしか解決しないのです。

 

焦る必要は全くないし、今は人生の休み時間なんです。

 

一つ私が心に残った話があります。
ここで、少しその話をさせてください。

話は変わりますが、みなさんサターンリターンという言葉をご存知ですか?

私が20歳くらいのころに出会った方から教えてもらったことです。
その当時は何気なく話題の一つとして聞いていただけですが、その話が今でも私の心にのこり続けています。

サターンとは日本語で土星の意味で、その土星は約29年かけて軌道を一周します。
つまり、サターンリターンとは土星の位置が出生時の位置に戻ってくるタイミングです。

サターンリターンの29年前後23年に差し掛かったころに、多くの人が人生を変えるような何かしら大きな変化が訪れると言われています。

私自身も27歳のときに独立をして人生が大きく変わりましたし、
周りの知人にも多くの変化がありました。
芸能人でいえば、タモリも30歳の頃に人生が変わるような出会いをしています。
ダウンタウンもごっつええ感じが始まったのは、まっちゃん、ハマちゃんが28歳の頃です。
本当に多くの人がサターンリターンの頃に何か転機が訪れているのです。

是非、この記事を読んでいるかたも、周りに聞いてみてください。
意外と多くの人がその頃に人生の大きな転換期となる経験をお持ちだと思います。

全ての人に当てはまるというわけではありませんが、私は、そこには人間には感じられない大きなパワーがあるのだと信じています。

そのタイミングに差し掛かろうとしているみなさんにも
これから何か待ち受けているということです。

何度も言いますが、

焦る必要は全くないし、今は人生の休み時間なんです。

辛い思いを未来のために記録しよう

このことを私は重要だと思って、ずっとやってきました。

ノートとペンがあれば可能な簡単な事です。
なにかに焦った時、ふと感じたこと、社会に対する怒り。
それを、自由にノートにメモをしていくだけです。
その想いはあなただけにしか伝わらないものでも良いです。

毎日じゃなくても大丈夫です。 すぐに見返す必要もありません。
あなたが何か心に思ったことだけをノートに書き出してみてください。

私はそれはずっと続けてきています。

今しか分からない気持ち。
しかし、それが何度も出てきたりするのです。

あれ。 この想いは前にも感じたのと一緒だ。

こういった事が必ず起こります。
その想いはどういう想いでしょう。

それはあなたの深い心の中にある本当の声かもしれません。

その声はものすごく価値を秘めています。

すぐには分からなくとも、その価値に気づくタイミングが来る可能性があります。
なので、あなたの周りにノートとペンを用意してみてください。

他の人には持っていないあなただけの貴重な価値があるノートに変わっていくはずです。

さいごに

あなたはどこかで立ち止まっている感覚でしょう。
行き止まりに見えているかもしれません。
でも、そこは絶対に行き止まりではありません。この先に必ず続いている道があります。

すぐに探さなくても良いです。
焦らなくて良いです。

今は人生の休み時間と思っておけばそれで良いと思います。

私は、何も教えられるような立場の人間でもないですし、大きなことを言える立場でもないのですが、私の過去の経験からの3つアドバイスとなります。

1つ目は、25歳頃は人生を見失う年代だということ。
2つ目は、焦らないで大丈夫。人生の休み時間は意外と長いということ。
3つ目は、辛い思いを未来のために記録してみること。

この3つが10年経ってみて本当に感じたことで、過去の辛い自分に伝えたかったことです。

それと、後になって判ったのですが、
私がどれだけつらかったのか、人生を見失っていたということも全て、
両親は知っていました。

それでも、遠くからやさしく見守ってくれていたということを後になって知りました。
後から知ったからこそ感謝できましたし、それが自分を強くしたと感じています。

つらいときの努力よりも、やりたい時の努力の方が何十倍も効率が良い。
そのタイミングが来てからでも全く遅くはないです。

これで、私からの「20代後半の人生を見失っている君に伝えたい3つこと。」
以上になります。

まだまだ言い忘れていることがあるかと思います。
伝わらなかったかもしれません。
ただ、要点だけは伝えられたかなと思います。

相談等も受け付けておりますので、お気軽に相談してください。

それではまた。

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